<Header>
<Author: 岑參>
<Title: 白雪歌送武判官歸京>
<Format: 格式不明>
<Year: 2010>
<BookName: ビギナーズ・クラシックス中国の古典　唐詩選>
<Translator: 深澤一幸>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 白雪（はくせつ）の歌（うた）、武判官（ぶはんがん）の帰（かえ）るを送（おく）る>
<BookPage: 126>
<UsedPage: 1>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
北風捲地白草折，
胡天八月即飛雪。
忽然一夜春風來，
千樹萬樹梨花開。
散入珠簾濕羅幕，
狐裘不煖錦衾薄。
將軍角弓不得控，
都護鐵衣冷難着。
瀚海闌干百丈冰，
愁雲黲淡萬里凝。
中軍置酒飲歸客，
胡琴琵琶與羌笛。
紛紛暮雪下轅門，
風掣紅旗凍不翻。
輪臺東門送君去，
去時雪滿天山路。
山迴路轉不見君，
雪上空留馬行處。
<End Poem>
<Translation>
北風が土を巻きあげて白い牧草を吹き折
胡地の空は八月にはもう雪が飛ぶ。
まるで一夜のうちに春風が吹いて、
どの樹の上にもあまねく白い梨の花が咲いたかのよう。 
ぱらぱらと真珠のすだれから入って薄絹のとばりを濡らし、 
狐の皮衣にも暖かみはなく、錦のふとんも薄もののよう。
将軍の角弓も手がかじかんで控けず、
都護どのの鉄よろいも冷たいのを我慢して着る。
大砂漠はどこといわず、厚い氷がはりつめ、
どんよりした雲がたれてうす暗く、万里のかなたまで包みこむ。
主将の幕府では酒の支度ができて帰りゆく人をもてなし、
胡琴や琵琶や羌笛が演奏された。
暮れがたの雪は入り乱れて軍門にふりそそぎ、
風が紅い旗に吹きつけても、凍りついたようでゆらめきもせぬ。
ここ輪台の東門まで君を見送って来たが、
君のめざす天山への路は雪に埋もれている。
曲がりくねった山路の角を折れると、君の姿は見えなくなって、 雪の上に馬の足跡が残るばかり。
<End Translation>